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【レビュー】the town of light (STEAM / ホラー・ミステリー・ADV・探索)

『the town of light』

 

開発元:LKA
発売年:2016
価格(レビュー時点):¥1880
開発元公式HP
販売ページ
対応ハード:Win / STEAM
ジャンル:ADV(探索型・主観視点・戦闘なし)
世界観・ストーリー:ホラー・ミステリー

※R-18要素あり


レビュー時点のプレイ状況:クリア済(全実績解除)

クリアまでのプレイ時間:5〜6時間


1.概要(ゲームルール・システム・世界観・雰囲気・音楽など)

実在の精神病院をモデルにした探索ADVです。戦闘要素だけでなく追いかけられる・逃げ回るなども一切なく、じっくりとゲームの世界観・ストーリーを体験・体感できる作品です。謎解き・パズル的要素も控えめ。

 

主人公はreneeという精神分裂症を患った16歳の少女。

他の登場人物はreneeの回想シーンなどでしか登場せず、探索中はひたすら孤独です。

そのおかげかじっくりと探索に集中でき、実際に廃墟に入って探検しているようなリアルな感覚があります。

プレイヤーはreneeの別人格なのか、あるいはまた別の存在なのか、声だけで語りかけてくるreneeの言葉を聴き、対話を繰り返しながらゲームを進めていくことになります。

reneeに一体なにが起こったのか、どういった生い立ちだったのか、病院での生活はどんなものだったのか・・。

 

reneeのお気に入りの人形Charlotte。

パッと見不気味ですが、全編通して恐怖感はそれほどありません。

 

回想シーンはこんな感じの絵柄に変化します。

切り絵アニメ、アートアニメなどに近いような絵柄。

 

唯一残念なのは、レビュー時点では日本語対応・日本語化MODともになく、英語のまま理解しなければならないことです。

文章量やセリフの量も多く、正直なところ理解できたのは全体の1/3程度です。あらすじはなんとかつかめたといった具合。

しかしそれでも十分すぎるくらいおすすめできる作品です。

 

BGMは地味ながらしっかりと雰囲気づくりに貢献していると思います。なお、無料DLCでサントラ入手可能。

最後にかかるarmaudというアーティストの歌曲も素晴らしく、AmazonのMP3配信で即購入しました。(歌曲は無料サントラに含まれてません)

 

実際にゲームでかかる曲はゲーム内で聴いていただきたいので、同じアーティストの別の曲をはっておきます。

ジャンルはいわゆるシューゲイザー/ドリームポップですね。

儚い雰囲気が本作にとてもマッチしています。

 

 

2.良い点・見どころ

とにかく廃墟の雰囲気が素晴らしい。

僕は廃墟ファンで、炭鉱跡などに写真を撮り行ったりもしますが、廃病院の周りの植生なども非常にリアルに感じられました。

建物内部だけでなく、そういった面も綿密な再現を行っているのかもしれません。

廃墟を舞台にしたホラーゲーや、ホラーゲーの中に廃墟が出てくるというのはよくあることですが、ここまでリアルに感じられる廃墟の表現は類を見ません。

廃墟ファンも納得の出来です。本当にもう、歩いてるだけで楽しい。単なるウォーキングシミュレーターとして見ても十分に価値があると思います。

自然に飲み込まれつつある廃病院。

 

差し込む光の美しさは格別。

 

上述の通りあらすじしかつかめませんでしたが、ストーリーもとても記憶に残るものでした。

クリア後もあれこれ考えてしまうような余韻が残ります。

renee役の声優の繊細な演技も素晴らしい。

 

まだ黎明期の精神病院をモデルにする場合、かわいそうな患者と横暴で無知な医者・看護師という構図になりがちですが、本作はそれだけにとどまっていないのが素晴らしいです。

 

 

3.難点

ストーリーがつかめていないせいかもしれませんが、売り文句になっている「選択肢によってreneeの病状が変わる」という点はいまいち体感できませんでした。

ストーリー分岐があることは間違いないのですが、それだけだといたって普通のシステムでは・・・と思ってしまいます。

ただ、ストーリーを完全理解できれば全く別の評価になる可能性はあります。

あくまでストーリーが断片的にしかわからなかった状態での感想ですので、その点はご容赦ください。

 

歩く速度が遅すぎるという指摘が若干あり、確かに他の探索ADVと比べると動きはかなりゆっくりです。走ることもできません。

しかしこれは建物や屋外をじっくりと眺める・眺めさせるという点では必要なことであり、本作にはちょうどいいスピードであると思います。

 

また、難点というわけではありませんが、全ルート制覇には攻略情報のお世話になりました。

文章がしっかり理解できれば選択肢の予測もつくのかもしれませんが、最後に残ったルート(11b)がどうにも難しかったです。

普通に1周クリアする分には攻略記事は不要でしょう。少々不親切なのでうろうろすることはあると思いますが、根気よくプレイしていればなんとかなります。

ただ、僕の場合はプレイ中に一度だけ進行不可バグに見舞われました。いろいろ試して進まないと思ったらロードしてみることをおすすめします。

 

 

4.おすすめしたい人

・廃墟ファンの方

・世界観や雰囲気、ストーリーをじっくり体感できる作品が好きな方

・サイレントヒルやCRY OF FEARのような、クリア後に強烈な余韻が残る作品が好きな方

・人間のダークな側面を深く描いた作品が好きな方

 

 

5.総評

英語ができなくとも購入の価値は十分にあり。

プレイ時間気5〜6時間に対して2000円近くというのは少々割高に思えるかもしれませんが、気になったら即購入でいいと思います。

: ゲームレビュー : 14:01 : comments(0) :
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